下手なミドルモデルよりゴージャスかも。
本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。
エレキギターの雄、Fender。レギュラーシリーズとは別に、毎年期間・本数限定モデルとしてLimited Collectionモデルをリリースしています。
そんなFenderの日本製シリーズであるMade in Japanシリーズより、Limited Collection秋冬モデルが登場しました。
厳選された木材を始め、日本のクラフトマンシップを随所に込めた、本家に劣らないクオリティとなっています。
オールラッカー塗装
ビンテージモデルの象徴ともいえるラッカー塗装。非常に薄い塗装のため、木が本来持つ「鳴り」を余すことなく発揮することができます。
しかし、1回の硬化するまでの時間が長いので、全ての工程にかかる時間とコストがばかになりません。ですから、往々にしてラッカー塗装のギターは値段が張る傾向にあります。
そのため、エントリークラスのギター・ベースにはポリッシャーやウレタン塗装をされていることが多く、ラッカーフィニッシュと呼んでいるモデルも、下地にラッカー以外の塗装を施しているものがほとんどです。
そんな中、今回のLimited Collectionモデルは、下地から混じり気のないオールラッカー塗装。非常に思い切った選択です。
オールUSAパーツ
僕はフェンジャパ時代のジャズベを持っているのですが、やっぱりUSA製には及ばないサウンドです。
それを最も感じさせる要因はピックアップ。レンジ、出力ともにどうしてもJAPANは弱いんですね。
現に僕は、ピックアップをセイモアダンカン製に載せ替えています。
Made in JapanシリーズもUSA製ピックアップを搭載しているモデルはありますが、今回はピックアップ以外にもUSA製パーツを使用。
ボディやネックのディテールもUSAのプロファイルをもとにしており、日本で作っていること以外にUSA製とほぼ差がないくらいの完成度に近づいています。
ピックアップは、中にはビンテージシリーズに採用されているものを使われたモデルもあり、妥協を一切許さない日本製最高峰のFenderモデルに仕上がっています。
ストラトとテレキャスは春夏モデルから大きく変更
春夏のLimited Collectionシリーズでは、ストラトがアルダーボディ/ローズウッドネックの60sモデル仕様、テレキャスがアッシュボディ/メイプルネックの50sモデル仕様となっていましたが、秋冬はそれぞれ真逆の仕様になりました。
ストラトはアッシュ/メイプルの50s仕様、テレキャスターがアルダー/ローズウッドの60sカスタム仕様となっています。
一方、ジャズマスターはカラーリングがソニックブルーに変更になった程度。
ジャズベースはカラーがフィエスタレッドに変更、そしてピックアップ・ブリッジフェンスが搭載されました。
死角のないJAPANモデル
数知れぬほど多くのプレイヤーを虜にしてきた元祖・Fender USA。その揺るぎない上質サウンドと日本が誇る懇切丁寧な作り。
本格的なFenderギターが欲しいけど、20万・30万も払えないからレプリカモデルで妥協しようとしていた方にはとてもおすすめなシリーズといえるでしょう。
憧れのフェンダーを手にする、またとないチャンス。本数限定ですのでお早めに。
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