Fender新シリーズ”American Performer”の特徴まとめ。

楽器

USA製で一番の売れ筋になりそうな予感。

本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
いつの間にかFender USAから新ラインナップが登場してびっくりしているOn-Suke(0n_Suke)です。

USA製では、すでに旧American Vintageの系譜を継ぐ「American Original」シリーズ、旧American Standardの系譜を継ぐ「American Professional」シリーズが出ているわけですが、そこに新たに「American Performer」と名付けられたシリーズが加わりました。

全9種のラインナップ

American Performerシリーズからは、全部で9種類のギター/ベースが登場しています。

ギターはストラトキャスター(SSS/HSS)、テレキャスター(SS/SH)、ジャズマスター、ムスタングの計6種、ベースはプレシジョンベース(PJタイプ)、ジャズベース、ムスタングベース(MJタイプ)の計3種となっています。(それぞれの見た目はデジマートさんからどうぞ)

Performerシリーズはアメリカのカリフォルニア州にあるコロナ工場でハンドメイドされており、品質の高さも保証済みです。

今回は、そんなPerformerシリーズ全てに共通する注目機能をご紹介します。

新ピックアップ”Yosemiteピックアップ”

このPerformerシリーズのために作られた、新しいピックアップ。その名も、Yosemite PICKUPS

高めな出力を持ち、どのポジションでも均一の出力となるように設計されています。それぞれの楽器タイプに合わせて個別に設計されているのもポイント。

また、ハムバッカータイプにはDoubleTapハムバッカーを搭載。コイルタップをしても音量差が生じないという型破りなピックアップです。これでライブの曲ごとにこまめに切り替えが必要なときも安心です。

Greasebucket™サーキット

トーンコントロールには、Greasebucket™と呼ばれるサーキットを搭載。

トーンを絞ったとき、ハイはかなり落ちるもののローがハイほど落ちずにボワ〜ってした音色になることありますよね?Greasebucket™サーキットはトーンを絞った際に低域も同時に適量アッテネートすることで、ローに合わせてゲインを下げることによって生じるゲインロスや音の濁りを防ぐことができます。

Modern Cシェイプネック

Performerシリーズに搭載されるネックには、サテン仕上げModern Cシェイプのものを採用。DやVと比べて最も薄いネックとなっているので、その分弾きやすい構造になっています。

 

フレットはProfessionalシリーズのナロートールフレットとは対照的に、ジャンボサイズ(ギター)やミディアムジャンボサイズ(ベース)を使用しているので、ハンマリングオンやプリングオフがしやすいです。

ローズウッド指板を採用

近年のフェンダーでは、廉価版モデルを中心にローズウッドの代替としてパーフェロー指板が採用されていますが、Performerシリーズは、どの機種でもローズウッド指板をしっかり採用。

単なるProfessionalシリーズの格下版ではない品質の高さが証明されています。ギターマンにとって、ローズウッドかそうでないかはかなり重要なポイントのはず。

プレイヤー目線にたった、実用機。

いかがでしたか。

ピックアップを始め、サテン仕上げとかモダンCシェイプとか、「Performer」という名を冠しただけあって、とことん「弾きやすさ」にこだわったスペックを積んだ、プレイヤー目線のシリーズですね。

価格も税抜きで平均15万弱と、USA製にしてはお手頃な価格。Yosemiteピックアップの実力はまだ未知数ではありますが、僕はこのシリーズがこれから先フェンダーの主力製品になるんじゃないかと予測しています。

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