今回もいい味出してます、Leqtique。
本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。
2010年にMaestro Antique Revisedが世に出てから、その名を目にしないことはないほど、エフェクター界で一躍有名になったLeqtique。
現在は「L’」という、超コンパクトサイズのエフェクターブランドも展開するほど、その勢いは留まることを知りません。
このLeqtiqueのエフェクターに、数字を冠したハイゲインシリーズがあり、今まで「9/9」「10/10」の2機種が登場していましたが、今回、その数字シリーズから新たに「11/11」が登場しました。
シリーズ史上、最もアンプライクなサウンド
先代の2機種は、ローエンドが非常にタイトでメタルととても相性がよい音でしたが、11/11は、それらと明らかに一線を画しています。
回路的なことは詳しくは僕もわかりませんが、どうやら使用している素子が変更されたのが、音に大きな影響を与えているようです。
今まではD-MSFETという素子だったのに対して、今回はPowerICを使用。今までにはRogerでも使用されていた素子です。
Rogerの音もそうですが、とても温かみが増した音になるのがPowerICの大きな特徴。真空管を通した、アンプライクサウンドを簡単に作ることができます。AmazonだとRogerの評価が低いのはいまいち理解できませんが…。
キレのあるディストーションサウンド
先代と大きく異なるのは、アンプライクな音色だけではありません。11/11は、最も音の可変幅が広いペダルとなっています。
この数字系ペダルは4部作計画となっており、数字が増えるごとに歪みの量が増すように設計されているようです。
しかし、単に歪みの量を増やして行くだけではバランスそのものが崩壊する。だから、イコライジングを全般的に見直した結果、今までブーストすることのなかった高域を、カットも含めて大きく調整できるようにしました。
これにより、ミッドが激しく削られこもりがちだったLeqtiqueディストーションの弱点を補い、輪郭が際立つ、エッジの効いた新たなLeqtipueディストーションを奏でられるようになったのです。
また、低域や内部トリマーで調節できるMid Cutも、カットからブーストまで調節幅を大きくすることで、メタルのみならず様々なジャンルに対応できる万能ペダルとして使うことができます。
PowerICによって、クリーンも本当にきれい。ギターのボリュームも組み合わせれば、その組み合わせは無限大になることでしょう。
発売当初から、人気絶頂。
10月22日に発売した11/11ですが、なんと直営ウェブショップではすでに売り切れ状態。瞬く間に、多くのプレイヤーの支持を得た名機となってしまいました。
ハンドメイドブランドなので、追加販売までもけっこう長い期間となることが予想されますが、線が細くなりがちなディストーションペダルの中で、確かにこのアンプライクな音は秀逸の一言に尽きます。待ってでも買う価値は十分にあるペダルだと思いますよ。
ちなみに、デジマートには、まだ在庫があるようですので、お求めの際はお早めに。
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