BOSSより漆黒のアニバーサリーモデルDS-1-4Aが登場!<NAMM 2017>

エフェクター

祝・40周年。

本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。

1月19日からアメリカはアナハイムで行われている楽器、音響機器の見本市、NAMM 2017で、BOSSがコンパクトシリーズ40周年を記念したおめでたいモデルを発表しました。DS-1の記念モデル、DS-1-4Aです。

すべてはある3つのエフェクターから始まった。

産声を上げた3機種

BOSSのコンパクトシリーズの始まりは、今から40年前、1977年まで遡ります。BOSSはOD-1、PH-1、SP-1という3つのペダルを世に送り出しました。OD-1は特に歪みの名機となり、今でも多くのプレイヤーに重宝されており、また、その特徴は現行モデルSD-1に受け継がれているのは有名ですね。

PHはフェイザーで、後継機としてPH-3が現行で販売されています。SP-1は1バンドのパラメトリックイコライザーで、中高域を中心に補正するようなエフェクターなのですが、なんとも表現しがたい、ある意味唯一無二なエフェクターです。詳しくはデジマートのコラムで詳しく解説されています。

あれ、じゃあなんでこの3機種を記念モデル化しなかったの?という話ですが、この3機種の中には後継機こそあれど、オリジナルモデルはどれも廃盤になっているのです。個人的には40周年記念として限定モデルで復刻させても良かったと思いますが。

1978年、それは生まれた。

3機種が登場した翌年の1978年、ディストーションペダルDS-1が登場しました。DS-1は、現行機種の中で最も販売期間が長いモデルです。
当時はOD-1の甘いドライブサウンドにどこか物足りなさを感じていたプレイヤーにとてもウケたようで、エディ・ヴァン・ヘイレンなど海外のプレイヤーにも支持されたほど。

歪みは「DIST」つまみで調節するのですが、ある程度のところまでは緩やかに変化し、3時あたりを過ぎると急激に歪むようになります。オーバードライブのような音からディストーション特有のペシャンコにつぶれた(言い方…w)音まで出すことができ、TONEと合わせると非常に幅広いキャラクターを持っているエフェクターだといえます。

Marshallを中心に、ハイゲインな大型のアンプがスタジオに普及するようになるとDS-1は影を潜めるようになり、一時国内では生産が止まってしまいますが、世界では支持され続けたようで日本でも販売が再開して、現在に至ります。
仕様が40年間変わらず今も愛されているというところに、DS-1が名機たる所以を感じますね。

DS-1をベースに、40周年に相応しい外観を。

さて、本題のDS-1-4Aですが、回路はDS-1と同じで、見た目が特別仕様となっています。

従来機のオレンジボディに黒字といった目立つ見た目とは打って変わり、漆黒ボディに金文字という、重厚な外観となっています。さらに銀ネジといった、BOSSマニアの心をくすぐる仕様。

限定モデルなので、時が経てばプレミア化しそうですね。6000円というエフェクターにしてはお財布に優しい良心的な価格なので、早く売り切れてしまうことも予想されます。決断はお早めに。

 

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