Crews Maniac Sound製MUSICLAND KEYとのコラボギターTL-01Cが再登場!

楽器

もっと早く出てほしかったよ…!

本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。

さて、夏にCrews Maniac Sound製テレキャスターモデル、TL-01を購入しました僕ですが、デジマートを見ていたらなんとアルダーボディが再発売(再入荷?)されていました。TL-01C、楽器店MUSICLAND KEYとコラボしたTL-01の兄弟機です。

※アッシュボディのTL-01については、こちらの記事をご参照ください。

アッシュとアルダー

TL-01とTL-01Cの違いは主に使用されている木材だけで、それ以外はほぼ変わりません。
「じゃあ音色もそんなに大した違いはないのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、はっきりいって
この木材の違いだけで音色には大きな影響を与えます。トーンウッドはピックアップと同等、いや、それ以上の重要なサウンドファクターなのです。

じゃあどんな違いがあるのよというと、一般にアッシュは歯切れがよく、カラッとした音、アルダーは中域が良く出て音に丸みがあり、オールラウンドに活躍できる音といわれます。

テレキャスターの歴史からいえば、アッシュ/メイプル指板モデルが初代であり、そこからアッシュ/ローズ指板とかアルダー/ローズ指板などバリエーションが広がっていったのです。

まあ、言葉で説明してもあれなので、実際のサウンドでどうぞ。どちらもFenderのAmerican Eliteシリーズです。

・アッシュモデル(サムネイルが表示されていませんが再生できますのでご安心ください。)

Fender American Elite Telecaster – Butterscotch Blonde | N Stuff Music

・アルダーモデル

Review Demo – Fender American Elite Telecaster

指板も異なるので、厳密な比較はできないですが、アッシュボディーはその音の軽さから音のエッジ感、分離感が特徴的ですね。歪ませても決してそれらがなくならないのはこのアッシュボディならではの良さでしょう。「ブラックガード」と呼ばれる50年代式テレキャスターが今でも愛される理由がよくわかります。

対して、アルダーボディはアッシュと比べて突き刺さるような鋭さはないものの、逆にまとまった丸い感じがとてもします。ある部分に音が集中し、それによって密度が上がった感じ。変に飛び出るような音でもないため、ボーカリストにもおすすめかもしれません。

アルダーの良さが生かされている

さて、そんなアルダーモデル、どんな音がするのでしょう。

Crews Maniac Sound KTR TL-01

僕が持っているアッシュモデルと比べると、やはりとがった感じはしないものの、その分伸びのある印象ですね。アルダーの特徴がよく出ています。
廉価モデルだと、フロントピックアップの音でアタック感が全くないことがよくあるのですが、TL-01Cは良い感じに角が取れながらもきちんとピッキングニュアンスは表現しています。本当、Crewsさんこれで10万円台ってすごいですわ。
テレキャスモデルはリアピックアップの音はキレッキレなものがほとんどなので、フロントピックアップが優秀であればもう心配ないでしょう。

ちなみに基本スペックは以下の通り。各パーツの質、そして組み込みの精度の高さも、Crewsならではのものでしょう。そしてやっぱりラッカーフィニッシュなのはとてもうれしい。

Fingerboard : Hard Maple or Selected Rosewood 210R
Body : Alder 2P
Pickups : Crews KTR 5D TL Classic α × 2
Nut : Non Remove Fat, Non Bleached Bone Nut
Scale : 648mm, 21F
Machine Head : Gotoh SD91
Bridge : Shinetsu Vintage TL
Controls : 1 Volume, 1 Tone, 3 pos Switch
Finish : Cloudy Lacquer Finish
Case : KEY 50th Anniv. Crews Gig CaseNeck : Hard Maple

10万円台のアルダーモデルで、これほど優秀なモデルはなかなかない

いかがだったでしょうか。アッシュモデルだと、フジゲンなどでもダンカンピックアップが載ったグレードアップ版を出していたりもしますが(ただしローズウッド指板)、アルダーモデルとなると10万円台前半のモデルって、現在だと見つけにくいのですよね。
Fenderから新登場したProシリーズが確かにあるものの、あれもほぼ20万円ですし、カスタム製ピックアップでもなくなったのがちょっと悩みどころ。もちろんトレブルサーキットとか良い点もたくさんあるんですけどね。

それと比べれば実勢価格12万強でこのサウンドとクールなルックスが手に入るのはすばらしくありませんか?正直僕もアッシュと同時期にTL-01Cが出ていたなら、こちらを選んでいたかもしれません。だってバインディングかっこいいじゃないですか(笑)

 

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