もしかしたら、世界初のサウンドレビューかも。
本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Sukeです。
先日、Crews Maniac Sound製 KTRギター、TL-01の概要、外観をレビューさせていただいたあと、アッシュ製TL-01のサウンドレビュー映像を探してみましたが、どうしても前身のアルダー製のものしかなかったので、宅録で録ってみました。
録音する中で改めて実感しましたが、とにかくどのポジションでも使える音です。こんな高いクオリティで10万円台って、本当に元取れているのでしょうか?
使った機材は、これまた先日レビューしたFirehawk FXとパソコンのみ。Firehawk自体がオーディオインターフェースになっているので、直接USBケーブルをパソコンにINすればOK!
宅録経験のある方ならご存じでしょうが、宅録機材とパソコンをつなげる際、片方がUSB-Bタイプのものを使用する場合が多いです。Firehawkも例にもれずUSB-Bタイプですのでご注意を。
パソコンに移っているDAWソフトはフリーソフトですが、なかなか使えるのでこれもいつかレビューしたいと思っています。
さてさて、今回は、クリーン・クランチ・ドライブサウンドをそれぞれフロント・センター・リアの3ポジションで弾いて比較してみました。まずは、クリーンサウンドからどうぞ。
ライン録りにも関わらず、どのポジションでもぎゅっと芯がつまったような音がしますね。アッシュ特有の高音域の抜けの良さもよくわかります。意外に思ったのは、フロントでも歯切れのよい音がしたこと。リアはどんなギターでもある程度キレのある音はするものですが、フロントは出来の悪いギターだとこもることがよくあるんですよね~。KTRのピックアップの質の高さが音から表れているように感じます。
では、続いてクランチサウンド。カッティングで弾いてみました。
もうどのポジションでも弾いていて超気持ち良かったです(笑)リアにすればTHE・Telecasterなサウンド。キレッキレですね。ただ、決して輪郭だけで中身スカスカという骨粗しょう症のような音では決してありません。芯がはっきり残っているので、バンドサウンドで埋もれることもないでしょう。
個人的に一番好みな音はセンターでした。リアが薄い平面のような音のイメージだとしたら、センターはこう、粒がはじけるような感じです。駄菓子のわ〇パチをイメージしていただきたい(笑)今回はカッティングでしたが、このいなたい音でリードを弾くと、だいぶエロいサウンドも作れるのではないかと思いました。
フロントは思っていたよりも太いイメージ。でも「作られた当初のテレキャスターはレスポールの音がした」という話があるくらいですから、これくらい太くても良いかも。ストラトに近いかな?でも、和音になったときに変に音が膨らまない感じはVERY GOOD。
では最後に、ドライブサウンド。Firehawk側の設定ではハイゲインアンプで、けっこう歪むようにしました。もはやハードロックかも。
まあ予想はしていましたが、音に立体感がアンプを鳴らしたときよりもないのは、宅録の限界ですかね。そして、やはり一番使えそうなのはリアの音のように思えます。中域がこもらず、抜けが良いです。ただ、ここまで歪ませるなら、レスポールとか他のHR・HM用ギターを使うべきだと思いますね。
そしてここでも、フロントポジションで弾いても和音の1音1音がきちんと聴こえることにびっくり。どんだけ優秀なのこのピックアップ。
いずれにせよ、歪みの範囲としては、クランチ~オーバードライブがベストだと思いました。ディストーションまで行くと、このギターの良さがかすんでしまうような気がします。
僕は最もこのギターに適するのは、ギターボーカルのようなコード弾きを主とする方だと思います。また、カッティングや単音を多用するようなファンク系のギタリストにも相性が良いのではないでしょうか。バンドによっては、ギタボもギターもテレキャスという場合があると思いますが、フロントもかなり使える音になっていますので、差別化を図っても良いでしょうね。どのポジションも良い音がするので、エフェクターと組み合わせれば、この1本で様々な表情を見せることができると確信します。
コメント
[…] 僕の持っているギターはGibsonのレスポールスペシャルと、Crews Maniac Soundのテレキャスタータイプ。 […]