旅行が終わった今は、クレジットの支払いに戦々恐々としています。
本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。
先日、2泊3日で金沢へ旅行に行って来ました。
「かにが食べたい」
金沢へ行くことになったきっかけは、友人と話していたときにふと出た、何気ない言葉。
「かに食いたい。」
そこから一気に話が進んで、北海道もいいけど、かにといえば北陸でしょ!ということで金沢行きが決定。
越前がにを食べるなら、本場は福井県なのでしょうが、かにの他にも加賀温泉や兼六園といった観光地もあるので金沢に落ち着きました。
僕という人間のルーツは、ほぼ東北・関東圏内に収まっているので、なんのゆかりもない土地に足を踏み入れると、とても多くの刺激を受けます。衣食住、そしてそこに生きる人々の考え方や価値観も、本当に様々で。
おすすめスポット4選。
そんな金沢旅行で「行って良かった!」と思った場所やお店を、スポットとグルメに分けて紹介したいと思います。
※兼六園や21世紀美術館といった超メジャースポットは除いていますので、ご了承ください。
加賀の湧泉 ドーミーイン金沢
金沢駅から徒歩2分という立地の良さと、豊富なサービスが魅力のホテル。今回の旅行でお世話になった宿です。
部屋は決してゴージャスとはいえませんが、日中は観光して夜寝るだけであれば必要十分な設備でした。各種の端子に対応した充電器とかも置いてあるので、うっかり忘れたときも安心です。
金沢駅周辺ホテルで、唯一の天然温泉
このホテルの素晴らしいところは、金沢駅に近いアクセスの良さを持ちながら、なんと天然温泉まであるところ。
- 公式サイトより
温泉階は最上階にあり、寝風呂やサウナ、露天まで備えた本格仕様です。弱アルカリ性の温泉だからか、少しとろんとした感触でした。お湯の温度は確か42度くらいだったので、人によっては長湯はしにくいかもしれません。
翌朝10:00まで空いているので、夜に酔っ払って入れなかったといった場合も安心して翌日利用することができます。地味に嬉しかったのは、洗い場のシャワーがプッシュ式(時間が経つと途中でお湯が止まるタイプ)ではなく、ハンドル式だったこと。
加賀料理を堪能できる朝食
今回は朝食付きのプランを予約したのですが、この朝食ビュッフェがまた素晴らしかったです。

公式サイトより
その場で盛り付けてくれる、金沢発祥のハントンライスを始め、加賀野菜の源助だいこんを使用した金沢おでんや治部煮など、金沢の郷土料理がたくさんあります。金沢おでんの卵はうずらの卵で、朝のお腹にも優しかったです。
その他にも、かに汁やかに茶碗蒸しといった、名物のかにを使った品もあり、1日の始まりから加賀グルメを堪能することができました。人目を気にして写真を取らなかったのが悔やまれます…。
夜のサービスも充実。
これには本当にびっくりしました。
18:00〜21:00で宿泊者限定ですが、なんと朝食で使用するレストランで、無料バーが開かれるのです。金麦・ハイボール・ワインとソフトドリンクが、何杯でもタダで飲めてしまいます。
おつまみの柿ピーも用意されている気合の入れっぷりで、僕もついついハイボールを3杯飲んでしまいました(笑)
さらに21:30〜23:00の間には「夜鳴きそば」と呼ばれるラーメンも無料で提供されます。あっさりしたしょうゆラーメンで、〆の1杯に最適な味つけでした。
これだけのサービスが充実していながら、2泊3日で1人あたり1万ちょっとの値段ですから、最高としか言いようがありません。金沢に行くならば、ぜひおすすめします。
【ドーミーイン金沢】
〒920-0849 石川県金沢市堀川新町2ー25
山代温泉 山下家
言わずと知れた、加賀温泉郷にある温泉宿。大江戸温泉物語グループの1つです。
泊まった宿はここではなく、先に述べたドーミーインでしたが、石川に来たなら温泉郷は外せない!ということで行って来ました。
ここを選んだのは、ズバリ格安で日帰り入浴ができること。平日ならなんと500円(土日祝は1000円)と、公衆浴場の総湯と変わらない値段で一流ホテルの温泉が堪能できるのです。肩こりや冷え性など、温泉に代表される効能がバッチリ網羅された泉質で、心も体も温まります。
また、13階にある展望露天風呂からは、加賀平野が一望できます。僕は平日の夕方に露天風呂へ行きましたが、親子数組しかおらず、入って数分で上がって行ったので、ほぼ貸切状態で楽しむことができました。
宿泊ももちろん可能ですし、客室や料理も豪華そのもの。貸切露天風呂もあるので、カップルでの旅行にもおすすめですね。
【山代温泉 山下家】
〒922-0242 石川県加賀市山代温泉18-124
長町武家屋敷跡
金沢の繁華街、香林坊から少し西に外れたところにある閑静な屋敷跡が見られる長町。かつては加賀藩士が住んでいた町です。
石畳の道といい、土塀といい、タイムスリップしたかのような感覚に襲われるような風景。
この板の色の変化が、歴史を物語っていますね。
近くでは復元された武家屋敷も公開されていて、当時の武士の暮らしや部屋の用途などの説明が掲示されていました。加賀藩における武士の階級制度や飛脚の行路といった、歴史好きにはたまらないコアな説明もありましたよ。
展示されていた武家屋敷から覗いた庭。
生垣を境にして、自分と外の社会との時の流れが全く異なっているように感じ、自然と心が落ち着きました。
【長町武家屋敷跡】
〒920-0865 石川県金沢市長町
石川四高記念文化交流館
石川四高とは、明治時代に全国5箇所に置かれた旧制高等学校の1つ。その校舎を利用して建てられたのが、この記念文化交流館。
卒業生の話や写真、直筆の日記等が展示されていて、1950年の閉校までの四高の歴史を知ることができます。明治の高等学校っていったらかなり育ちの良い人しか行けなさそうなイメージでしたが、全寮制だったこともあってか、「ストーム」と呼ばれる乱痴気騒ぎを頻繁に行うなど、かなりやんちゃだった様子。
とある学生の日記では、かなり腹立たしいことがあったようで「次の日にはお前らの頭を踏みつけてやる」といった、とてつもなく野蛮な記述もありました。その日記は、なぜか「ヒッヒッフー」という、意味不明な掛け声で締めくくられていましたが(笑)
しかし、ただの頭なしでは決してなく、寄贈されていたノートには当時の講義のメモがびっしり書かれていたり、消灯時間になってもロウソクの明かりで学習する蝋勉の文化が形成されていたりと、「学」に対する姿勢は真のエリートそのもの。
自分の頭で、自分の意思で考えて行動する四高生の生き様は、今を生きる我々に足りないものを教えてくれたような気がしました。近代教育に興味がある人以外にもおすすめの、学びの資料館です。
【石川四高記念文化交流館】
〒920-0962 石川県金沢市広坂2-2-5
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