シャープの加湿空気清浄機の加湿機能は、おまけと割り切った方がいい。

家電

二兎を追う者は一兎をも得ず。

本日も創音においでいただき、ありがとうございます。
On-Suke(0n_Suke)です。

冬の足音が聞こえてきましたね。僕の住む街では、先日雪がちらつき始めました。

冬の悩みのタネ、乾燥。

そして冬の時期、私たちを苛ますのが乾燥

肌荒れ等、美容的な問題はもちろん、乾燥による風邪やインフルエンザの流行も、私たちの生活を脅かします。

僕は体が丈夫ではないので、インフルエンザにはかからないものの、年に1回は扁桃腺を腫らして高熱を出し、職場に迷惑をかけてしまっています。

そんなカラッカラな冬に重宝されるのが、加湿機。水を蒸発・気化させて湿度を高めることで、部屋に潤いを与えます。

湿度が高まれば細菌やウィルスの活動が鈍りますし、静電気も起こりにくくなるので埃も舞う量が減ります。また、体感温度も増すことから、暖房の設定温度を無駄に上げなくて済み、節電にもつながります。

僕も1ヶ月ほど前に今までの風邪っ引きな自分にさよならを告げようと、Amazonで人気だったシャープの加湿空気清浄機を購入したのですが、これには意外な落とし穴がありました。

SHARP 加湿空気清浄機KC-G50

今回購入したのは、シャープのエントリークラス加湿空気清浄機、KC-G50。

よく特価セールで出品されており、安くなっていることころを頻繁に目にします。

豊富で十分な機能

空気清浄機能では、シャープのウリであるプラズマクラスター7000も搭載しており、最大13畳までの範囲となっています。単純な空気清浄であれば23畳まで対応。一般的な家庭の家であれば十分な性能といっていいでしょう。近年騒がれているPM2.5にももちろん対応しています

空気がどれほど綺麗かをランプの色で示したり、快適な空気・湿度に自動運転で変えてくれるところもGOOD。

加湿機能木造和室洋室で8.5畳、プレハブ洋室なら14畳まで対応。子ども部屋からリビングルームまで加湿できるパワーを持っています。

価格も2万円以下とお手頃で、空気清浄と加湿の2役がこの1台に収まる。エントリークラスとしてはかなりコスパの高い空気清浄機といえるでしょう。

加湿機能の狭さがネック

本題に入りましょう。これだけべた褒めしておきながら、一体何が落とし穴なのか。

それは、シャープの加湿空気清浄機はシリーズを通して好みの湿度に設定できないのです。

確かに、操作パネルには「加湿」と示されたボタン1つで、湿度の選択表示もない。

さらに説明書を見てみると、このような記載が。

なんですとおおおお⁉️

例えば、喉が乾燥しているから空気を湿っぽくするために70%にしたいとか、そういう設定ができないのです。温度に合わせて、本体が勝手に設定されている湿度に調節してしまいます

さらに僕の住んでいる部屋のリビングは約13畳で適用畳数範囲内なのですが、これにエアコンの暖房を加えると、どう頑張ってもエアコンの乾燥した風が勝ってなかなか空気が潤いません。

「エアコンの風による乾燥を見越して60%に落ち着くために70%にする強さで加湿を…」なんてこともできませんから、最近の家の中の湿度は最高でも50%前半止まりです。洗濯物を部屋干しした方が早く加湿できてしまう始末。

風量を大にしてもなかなかすぐには潤いませんし、それに伴って運転音がかなり大きくなるのは考えものです。もっと小さい部屋で使ったり、もう空気清浄機と割り切って使ったりした方が良いかもしれません。僕は別の加湿機を買って、シャープの加湿空気清浄機は寝室に使おうかと考えています。

優秀な空気清浄機であることは確か

通販の痛いところを突かれたような買い物でした。こういうのはやっぱり、購入前に量販店で実機を触って見てから決めるべきですね…。

しかし、空気清浄機能単品で見れば申し分ない性能と高いコスパで、十分満足の行く製品だと思います。僕は重度の花粉症を患っていますので、来年の春はこの子に大活躍してもらう日が来ることでしょう。この記事が、皆さんの家電選びの一助となれば幸いです。

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