こんにちは。いつも閲覧ありがとうございます。On-Sukeです。
今回ご紹介するのはこちら。VOCU BABY Power Plant Type-Bです。
俗にパワーサプライと呼ばれるものですね。こいつも長年の相棒なので、多々傷がついております。
醜くてすみません…。
メタルボディで、よく言えばシンプル、悪く言えば味気のないデザインですが、機能としてはパワーサプライとしての役割を120%果たせる、ナイスガイならぬナイスサプライです。
本日はこのBABY Power Plantのすごさをお伝えしていきたいと思います。
BABY Power Plantを導入するまで、僕はIbanezの電源分配用のケーブルを使い、BOSSのTU-2(後継機でTU-3が販売されています。)からエフェクターに電源を供給していたのですが、これだと最高で5台しかつなげないし、TU-2はチューナーとして作られていますので、電源供給機能としては少し心許なかったというのが本音でした。
そこで出会ったのがこのBABY Power Plantですが、まずその小ささに驚き。
比較対象としてBOSSのエフェクターを使いましたが、どうです?平均的な
エフェクターよりも小さいのですよ。手のひらサイズを超えるコンパクトさ。
足下を構築するにあたって、ボディの大きさというのは非常に影響しますよね。どうせなら場所決めもエフェクターを優先したいと思うのが自然だと思いますが、この小ささであればエフェクターの場所を決めた後の隙間にすっと入れることができますね。
今は売ったり知人に譲ったりしてあまりエフェクターは残っていませんが、最盛期にはループスイッチャー+チューナー+エフェクター6台を一度に使った時期もありまして、狭いボードの中に収めるのにかなり苦悩しました。そのときにパワーサプライの場所を考慮せずに構築できたのは、とても助かりましたね。
そして、こんな小ささなのに、なんと最大13台のDCセンターマイナス端子(ややこしいですが、ほどんどのエフェクターがこの端子になっています)を持つ製品に電源供給が可能です。最大1Aまでの消費電流に対応していますので、十分対応できるでしょう。恐ろしい子…。
ただ、デジタルエフェクターだと、大きな電流を必要とするので(多いものだと200mA)、そこは注意が必要ですね。
皆さんもうお気づきかと思いますが、「Type-B」という名前の通り、BABY Power Plantにはいくつかのタイプが製造されています。Type-Aは13個の9V電源の端子が、Type-CはType-Aの仕様で2Aまでの消費電流に対応しています(Type-Aは最大1A)。5~12V可変電圧に対応しているType-Vというものもあります。電圧に応じて音色が変わるエフェクターに有用ですね。
そのようなバリエーションの中、僕がこのType-Bを選んだのは、9V電源の他に、12Vと18V電源が1つずつ搭載されているからです。
昔、ベース用の歪みでMXRのBlow Torchを持っていたのですが、これ、18V電源なのです。これを駆動させるためにType-Bを買ったようなものです。
様々な要求に柔軟に応えられるこの応対力。僕もそんな人間になりたいです(笑)
僕のボードは18V電圧が必要でしたので必然的にType-Bを選びましたが、ボードの中身に応じて最適なタイプは変わると思います。例えば、全部9Vだけれどデジタル系の空間系エフェクターが多くて消費電流をしっかり確保したいのであればType-Cが適していますし、9V~12Vの電圧に応じて歪みの質が変わるエフェクターがあるならType-Vが適しています。
現在のボードの状態や、これから導入しようとしているエフェクターなどを考慮しつつ、タイプを検討してみてはいかがでしょうか。
VOCU Baby Power Plant Type-A パワーサプライ 価格:7,970円 |
VOCU Baby Power Plant Type-B パワーサプライ 価格:9,158円 |
VOCU Baby Power Plant Type-C パワーサプライ 価格:10,778円 |
VOCU Baby Power Plant Type-V パワーサプライ 価格:13,500円 |